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労働基準法の専門家になる必要はない

2013年11月29日

労働基準法を完全に理解するのは難しい

労働基準法を知るのページで、労働基準法を学ぶ事は自分の身を守る事に繋がる、と述べた。
しかし、労働基準法を実際に学ぼうと思うと結構やっかいだ。 労働基準法の原文から理解しようと思ったら相当な時間を要する。 労働基準法に限らず、法律はなかなかの文字数だし、なによりわかりにくい。

僕も労働基準法を学ぼうとは思っていたが、何かしらの本を読むまでに相当な時間を要した。 労働基準法を学ぶまでに強い抵抗があった。
そんな中で出会った本が「メイド喫茶でわかる労働基準法」だ。

「メイド喫茶でわかる労働基準法」を読んだ

本の内容は、「ブラックな環境(一日十数時間立ちっぱなし、残業代なし、有給休暇なし)のメイド喫茶で働く主人公が、法律の神だというしゃべるねこに出会い、労働者を守る労働基準法を学んでいく」というものだ。
ストーリーと一緒に以下の事を学べる。

・賃金支払いのルール
・有給休暇のルール
・禁止規定のルール
・割増賃金のルール
・雇用保険のルール
・休暇、休日のルール

「メイド喫茶でわかる労働基準法」の一番良い所は、読みやすくわかりやすい事だ。
他の社会保険労務士や弁護士が書いた本と違い、とにかく読みやすい。 特に、ライトノベル好きならスラスラと読めるだろう。 これから労働基準法を学びたい人にはオススメの一冊だ。

大事なのは「異常」に気付く事

この本を読んで思ったのは、労働基準法をすべて覚える必要はないという事だ。 大事なのは「異常」に気付く事だ。 「異常」に気付く事ができれば、ネットや本で調べる事ができる。
逆に言えば、労働基準法に詳しくなろうと「異常」を「異常」と認識できなければ、調べる事ができない。
つまり、異常に気付く為には、労働基準法の専門家になる必要はなく、最低限の知識があれば良い。 大事なのは、業務で「これ、おかしくね?」と思う事だ。

「メイド喫茶でわかる労働基準法」を読めば、普段の業務の「異常」に気付く事ができるようになるだろう。

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