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「Made in China」をバカにしていた時代はもう終わり

2015年5月18日

「Made in China」といえば粗悪品のイメージだが

中国製と聞けば、大半の人が粗悪品をイメージするだろう。 実際、中国産の食品の問題が頻発していた時期があったし、今でも減少しているとはいえ問題は起きている。
また、数年前から現在に至るまで、あらゆるものが爆発している。
(参考:中国爆発シリーズ【中国で爆発したもの一覧リスト】チャイナボカン

しかし、僕は「中国製品が様々な問題を起こしているからといって、中国をバカにすべきではない」と思っている。

中国経済は問題を抱えながらも成長している。
経済成長を支えているのは、中国企業だ。
中国企業は、食品や工業製品等で、日本企業に追いつき追い越しつつある。
問題を起こしながらも問題を減らし、爆発していたものが爆発しなくなりつつある。

そこで、現在の中国企業を取り上げてみたい。

日本でもよく見るようになった製品が中国メーカー

まずは、ファーウェイ(華為技術、Huawei)だ。
ファーウェイは、モバイルwifiルーターやスマートフォンが日本でも販売されている。
特に、ファーウェイのスマートフォンは、価格の安さもあり、発展途上国で急速に普及している。
また、企業向けで、携帯電話基地局もファーウェイ製品が増えている。

次に、家庭電化製品の分野でハイアール(海尔、Haier)がある。
ハイアールの白物家電は世界シェア1位だ。
ファーウェイと同じように、日本の家電量販店でも、ごく普通に販売されている。
通販サイトでも、猛威を振るっている(例えば、アマゾンで「冷蔵庫」と検索すると、まず最初にハイアール製品が表示される)。

パソコンでは、レノボ(联想、Lenovo)だ。
2004年にIBMのパソコン部門を買収した。
2013年には、世界シェア1位になっている。
これもまた、日本で普通に販売されている。

他にも、成長している中国企業は多々ある。
インターネット関連企業もアリババ等、世界的に活躍する企業が現に存在する。
さらに、まだ発展途上だが、自動車に関しても毎年のように質を向上させている。

中国企業に対する認識を改めるべき

「中国製は粗悪品、やはり日本製が良い」と思っている人は結構多い。
僕はこういった事を聞くと、バック・トゥ・ザ・フューチャー3の以下の場面を思い出してしまう。


ドク「どおりで壊れるわけだ。メイド・イン・ジャパンと書いてある」
(No wonder this circuit failed. It says “Made in Japan”.)

マーティ「何を言ってるんだい、ドク?日本の製品はみんな最高だよ」
(What do you mean, Doc? All the best stuff is made in Japan.)

ドク「……信じられん」
(Unbelievable.)


タイムマシンで1985年から1955年の時代にきた主人公マーティと、1955年を生きている科学者ドクの会話だ。
日本製に対する評価が、30年の年月を経て真逆になっている。

かつての日本製品は、「価格は安いが粗悪品」と欧米から馬鹿にされていた。
しかし、そこで終わらず製品の改善を行い成長した。

そして、昔の日本と同じ事が、今の中国で起きている。
確実に言える事は、「中国企業は10年前とは全く別物」だという事だ。

先進各国が中国をバカにしていた時代は、もう昔の話だ。
「中国企業が世界に多大な影響を与えている」と認識を改めなければならない。

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