ボリンジャーバンドを利用して勝てるタイミングを考える
2015年5月7日
帯(バンド)が一定幅の時は勝ちやすい
僕がFXで勝てるタイミングは、「ボリンジャーバンドのバンド幅が一定の場合」だ。
ボリンジャーバンドのバンド幅が一定の場合
逆に、「ボリンジャーバンドのバンド幅が拡大する場合」は負ける事が多い。
ボリンジャーバンドのバンド幅が拡大する場合
上記のように為替レートが動いた場合、僕は大抵負けている。
つまり、ボリンジャーバンドを利用して利益を上げるには、「バンド幅が一定の場合」にだけ取引し、「バンド幅が拡大する場合」には取引を避ければ良い。
ボリンジャーバンドのバンド幅が拡大する時と場合を考える
基本的に、何もなければバンド幅は一定である。
バンド幅が拡大するのは、大きな変動がある場合だ。
では、大きな変動があるのは、どういう場合だろうか?
①経済指標発表時
②切りの良い時間
③区切りの良い数字
④その他の変動
①経済指標発表時
僕は、経済指標発表前後の取引は避けている。 理由は単純で、変動が大きい上に、どちらに動くかまったく予測できないからだ。
米国雇用統計やFOMC(連邦公開市場委員会)等の影響が大きい経済指標では、ボリンジャーバンドのバンド幅が間違いなく拡大する。
2015年4月FOMC時のボリンジャーバンド拡大
経済指標発表は、事前に知る事ができるので、その前後は様子見している。
外為ジャパンの経済指標発表情報
②切りの良い時間
多くの人は、切りの良い時間を目安に行動しているだろう。
「7時半に家を出る」や「14時に待ち合わせ」や「23時に寝る」といった風に。
そういった人間の行動が、為替の値動きにも反映される。
個人投資家であれば、「13時になったら取引を開始しよう」、「12時になったらご飯を食べに行くから、一旦取引をやめよう」といった風に、切りの良い時間を取引開始または終了の目安にしているだろう。
銀行、証券会社、ヘッジファンド等の機関投資家も例外ではない。
日本の銀行であれば営業時間は9時から15時だし、証券会社であれば営業時間は大体9時から17時だ。
それから、日本のFX業者のメンテナンス時間は、冬時間で7時前後(夏時間で6時前後)だ。
メンテナンス時間前後にスワップポイント(利息のようなもの)が得られるので、その時間前後は、特に値動きが激しくなる。
そして、上で述べた事は日本だけの場合だ。 日本と他国には時差がある。 東京とロサンゼルスで16時間、東京とロンドンで8時間ずれている。 時差を考慮すると、「為替に影響を与えている世界各国の機関投資家が、切りの良い時間に営業開始(終了)している」と言える。
だから、切りの良い時間は値動きが激しくなる。 上記の理由で、僕は切りの良い時間前後の取引は避けている。
③区切りの良い数字
切りの良い数字も注意が必要だ。
100とか120といった(10進数で)区切りの良い数字は、目安にしやすい。
実際に、多くの人は、区切りの良い数字で、指値(利食い)と逆指値(損切り)を指定している事が多い。
切りの良い時間と同様、区切りの良い数字もボリンジャーバンドのバンド幅が拡大しやすい。
④その他の不明な変動
大きな変動のうち、先に述べた3点(①経済指標発表時、②切りの良い時間、③区切りの良い数字)以外は、個人投資家ではわからない事が多い。
「ヘッジファンドが売り仕掛けをした」とか「中国で反日暴動が起きた」とか「スイス国立銀行がフランの対ユーロ上限を撤廃した」等の変動だ。
これらの変動を、僕は「不明な変動」と一括りで呼んでいる。
ボリンジャーバンドのバンド幅が一定であろう場合に取引する
僕は「①経済指標発表時」、「②切りの良い時間」、「③区切りの良い数字」を避けて取引している。
理由は、ボリンジャーバンドのバンド幅が拡大しやすいからだ。
これらを避ければ、ボリンジャーバンドのバンド幅が一定になる場合が多い。
本当は、「④その他の不明な変動」も避けたいところだが、上記で述べたように個人投資家の立場ではわからない事が多い(後でわかったとしても手遅れな場合がほとんど)。
不明な変動で負けた場合は諦めて、とっとと損切りをし、次の機会を待つようにしている。