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ネット銀行を活用しよう

2014年1月18日

銀行に預けたお金を引き出したりする際になぜ手数料が取られるのか

銀行は個人、法人が預けたお金で成り立っている。 集めたお金を企業に貸し出して金利で儲けていたり、国債、外貨、金融商品を運用して利益を出している。

ここで疑問がある。 元は、僕らのお金だ。 つまり、僕らは大切なお客様だ。
それにも関わらず、ATMでお金を引き出したり、預けているお金を他行に振り込んだりすると手数料が取られる。
預けたお金を操作しようとすると手数料が取られるのである。

これは異常な事だ。 株で例えよう。
企業の株券を買うと特典がある。 企業の業績に応じて配当がもらえるり、株主優待を受ける事ができる。
株を持っていて得をする事はあっても、損をする事はない。
(もちろん株価の変動で損をしたり、企業が倒産すれば株の価値がなくなる、といったリスクはある)

では、銀行にお金を預けた場合はどうだろうか?
銀行にお金を預けて、損をする事はあっても、得をする事はまずない。
無理やり利点を挙げるなら、ほんのちょっぴりの利子が付くくらいだ。
その利子も、手数料を超えるほどの額をもらっている人なんて稀である。

企業も銀行も集めたお金を運用している点では同じである。 構造的には同じであるのに、この差はなんなのだろうか。 どう考えても納得がいかない。

ネット銀行の登場

僕の不満は、ネット銀行(ネットバンク)の登場によりほぼ解消された。 既存の都市銀行とネット銀行を比べると、ネット銀行のサービスが優れている。
単純に優れているのは、以下の2点だ。

・手数料が安い
・金利が高い

ATMの払い出しや振込手数料は、基本的に無料だ。
制限があるものの、通常の範囲であれば無料でサービスを受ける事ができる。
以前は、取引できる施設が少なかった為、入金出金がやりにくかったが、コンビニでサービスを受けられるようになり、問題は解消された。
それから、金利も大手銀行よりネット銀行の方が高い場合が多い。

僕は住信SBIネット銀行を使っている

具体的な話をしよう。
僕は「住信SBIネット銀行」を使っている。

ATM利用料と振込手数料は以下の通りだ。

住信SBIネット銀行ATM利用手数料。セブン銀行とビューアルッテは引き出し手数料無料。ゆうちょ銀行とイーネットとローソンATMは月5回まで無料

住信SBIネット銀行ATM利用手数料

公式ページより

住信SBIネット銀行振込手数料。住信SBIネット銀行から同銀行へは手数料無料。住信SBIネット銀行から他銀行は3回まで手数料無料。

住信SBIネット銀行振込手数料

公式ページより

ATMからの引き出しは、セブン銀行とビューアルッテは引き出し手数料無料、ゆうちょ銀行とイーネットとローソンATMは月5回までなら無料だ。
利用明細票に残り無料回数も印字されるので、月何回引き出したのかもわかる。
コンビニにATMが設置されているので、24時間取引取引できて、無料のサービスを受ける事ができる。
振込手数料は、住信SBIネット銀行同士なら無料、他所へは3回まで無料だ。

それから、金利も都市銀行より高くなる。
普通預金の金利は、年0.02%とみずほ銀行等の都市銀行と変わらない。
だが、併せてSBI証券の口座を開設すれば、SBI ハイブリッド預金のサービスに移行し、金利が年0.1%になる。
(SBI証券の口座を開設するだけで良い。株取引や信用取引を行う必要はない。)

住信SBIネット銀行は24時間手数料が無料で、普通預金の金利も高い。
当然、都市銀行とは比べ物にならないほどサービスが良い。
そして、「他のネット銀行のサービスと比べても住信SBIネット銀行方が優れている」と僕は感じている。

なぜ都市銀行は手数料を取るのか

例えば、家電は、大型家電店よりアマゾン等の通販サイトの方が安かったりする。 大型家電店の場合、人件費や店舗維持費がかかる為、通販サイトより商品の値段が高くなってしまう。
値段が高くなってしまうのは、銀行でも同じだ。 既存都市銀行は、人件費や店舗維持費がかかる。 ネット銀行と比較すると、既存都市銀行は、お金が関係する取引のサービスが劣る。

だが、手数料を取るのは、人件費や店舗維持費の為だけだろうか?
大抵の都市銀行は、平日日中帯であれば、ATM引き出し手数料は無料だ。
だが、会社に勤めている従業員にとって、「平日日中帯」という縛りは厳しい。 業務が終わる頃には、「時間外」になっている。 飲み会でお金が足りなくて引き出す時は「時間外」だし、休日にお金が必要になった時も「時間外」だ。
一回の取引では安いと思っていても、年間で計算すると結構な金額になる。
これは人の弱みにつけ込んだ「ATM手数料ビジネス」ではないだろうか。

社畜グレイイラスト、既存都市銀行の悪魔、ATM手数料を取られる

ネット銀行を活用しよう

2014年4月、各銀行は消費税増税に便乗して、ATM手数料の値上げを行った。
105円から210円の手数料を3%増税分に合わせて、108円から216円に値上げした。 消費税が10%になったら、その分も便乗値上げするだろう。

「税金分の値上げなのか?単純に便乗しただけの値上げなのか?」とか「値上げした分は税金として国に支払うの?」とか「そもそも消費税ってなんだっけ?」といった疑問が多々思い浮かぶ。
確実に言えるのは、「利用者は既存銀行にお金を預けても損をする」という事だ。

住信SBIネット銀行でも消費税分は値上げされた。
だが、無料分は変わらず無料のままだ。

現状では、昔ながらの大手銀行にお金を預けても得をする事はない。
もしネット銀行のサービスを知らなかったのであれば、ぜひ利用すべきだ。

※ 2014年5月8日
画像と文章を修正。
消費税増税により、ATM手数料と振込手数料を変更(無料分は変更なし)。
また、住信SBIネット銀行から楽天銀行への振込手数料が以前は有料だったが、無料に変更された。

住信SBIネット銀行
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