このサイトについて

社畜について

ブラック企業について

社畜にならないために

ブラック企業を見極める

日本の現状

収入について

FX

支出について

コラム


本質的に意味のない日本的会議

2013年12月21日

会議の不満

日本では生産性がなく、時間の無駄にしかならない会議が実に多い。 そんな会議よりも、勤務時間中や休憩中に周りと話し合ったりした方が、有意義な場合が多いのではないだろうか。
僕が思う無駄な会議を箇条書きにまとめる。

・勤務時間外に行われる。
・会社や上司の意見、決定を批判できない空気がある。
・会議とは名ばかりで既に結論が決まっている。
・会議というよりは説明会だったり、社内周知の場に近い。
・何も決定せず、雑談会になりやすい。
・とりあえず集まればなんとかなると思っている。
・参加メンバーに意見がない。

あなたの会社の会議はどうだろうか。 上記のいずれか、または複数に当てはまっているのではないだろうか。

特に意味がないと思う勤務時間外会議

僕が、特に意味がないと思っているのは、勤務時間外に行われる会議だ。 僕の経験上、ほとんどの人が早く帰りたいと思っている為、意見を出さない場合が多い。 下手に意見を出すと会議が長引いてしまう。 その為、早く帰りたいと思っている参加メンバーから恨みを買う可能性もある。 そんな状況では、有用な意見が出る確率は相当低い。 僕の場合は、会議を早く終わらせる方向に持っていくようにしていた。 会議も仕事のうちだ。 勤務時間内にやるべきと思っているのは僕だけだろうか。

下の立場の者が意見しにくい

それから、日本企業は上下関係が強い事が多い為、下の立場の者が意見しにくい。 上司の意見を批判すると恨まれたり評価が下がったりする。 確かに批判されたり否定されるのは、誰にとっても愉快なことではないだろう。 だが、会議においては話し合わなければ意味が無い。 批判、否定されてからが話し合いの本番だ。 意見の否定をしただけでは人格の否定にならないはずだが、そのように考えてくれない上司が多いのは誠に残念である。

やる意味のない会議

社畜の種類で話したA監視部も実に意味のない会議だった。
「最近、オペミスが多発している。オペミスをなくすにはどうすればいいか話し合え」といった旨の会議があった。

オペミス多発の原因は、「企業が監視の予算をケチっていて人が足りないから」とある程度の人達はわかっている。 僕は早く帰りたい。 上辺だけの意見が出て問題が解決せず、会議が長引く流れになるのはわかっていた。
僕は「監視人数が少ないんじゃないですかね?人を増やせるように部署の予算を増やしてもらうしかない。」と初っ端からダイレクトに言ってみた。
どうやら部署の予算に触れるのはタブーらしく、曖昧な感じで流されてしまった。
(時価総額ランキング上位で何年も黒字の企業が、予算をケチるのはいかがなものだろうか)
周りの様子をうかがってみると、何故かみんな気まずそうな顔をしている。 どうやら僕は空気の読めない人物らしい。 おそらく、議事録にも僕の意見は記載されていないだろう。

この時点で、僕の会議に対するやる気はゼロだ。
その後、「マニュアル確認を徹底する」「作業はダブルチェックを行う」といった実に優等生っぽい意見も当然のように出た。
しかし、「マニュアル確認を徹底する」を意識したところで、マニュアル確認する時間がないほど忙しい(マニュアルを確認していると「作業が遅い」「まだ終わんねーの!」となぜか怒られる)。
「ダブルチェックを行う」を意識したところで、周りが常に忙しく、ダブルチェックなんてする暇がない(「他の人に頼んで」と断られる)。
オペミスが多発する原因は、突き詰めると「部署の人員が足りない」の1点しかないのである。 結局、会議は曖昧なまま終了した。

これは「会議」ではなく、「会議ごっこ」なんだと気付いた。
他部署を気にして、真剣に取り組んでますアピールをしているだけだ。 一番に解決するべき問題を避けていては、会議をする意味がない。

すこしでもマシな会議を行う為に

僕は別に会議を否定しているわけではない。 「会社の方向性を決定する」、「チーム内作業を効率よく行うにはどうすればよいか」といった事を話し合うのは非常に重要だ。 会議参加者のやる気は、良い会議を行う為の最低条件である。

理想的な会議を現実で行うのは難しい。 だが、少しの改善でいつもよりはマシな会議を行う事はできるはずである。

僕の一番の不満は、勤務時間外に行う会議だ。 勤務時間内に会議を行うだけで、マシな会議になるだろう。 それだけで、良い意見が出る確率は高いはずである。

次のページ  「宝くじの当選確率と払い戻し率」  >>
inserted by FC2 system