社畜の特徴
2013年9月19日
社畜は他従業員にとって悪影響しかない
僕が気づいた社畜の特徴のひとつに、周りを不幸にしないと気が済まない、というのがある。
自分がキツい状況である時に、周りもキツい状況でないと気が済まないみたいだ。
「あのクソ上司ゴールデンウィーク休みやがって！」、「こんな忙しい時にメシ食ってる場合か！」、「まだこんなに仕事が残っているのに、アイツ帰りやがったよ」等々呪詛を撒き散らす。
こういった不満や恨み事は、大抵言う相手を間違えている。 キツい状況に陥っている大元の原因を探るべきである。
社畜の特徴
前のページ（社畜とは）で、良い待遇で働いている人達も居ると述べた。
社畜と呼ばれる人達とは違い、周りに悪影響は与えないと思う。
僕が思っている社畜の大きな特徴を何点か挙げてみる。
「仕方がない」が口癖になっている
例えば、
「上に言われたから仕方がない」
「仕事だから仕方がない」
なんて言葉はよく聞く。
海外では、基本的に「仕方がない」という考えはしない。
なぜなら、打開したり、改善しようと思うのが自然な考えだからだ。
つまり、「仕方がない」という言葉は日本特有だ。
上記の書籍「いまだ人間を幸福にしない日本というシステム」によると、この「仕方がない」という単語には政治的な意味を含んでいる、との事だ。
「仕方がない」と口にする事で、自分が諦める理由付けをする。
それどころか、周りの人達にも改善しようとしたところですべて失敗するに決まっている、と意見を言っているのと同じ事になるのだ。
ついでに、この言葉は実に経営者に都合が良い。
経営者にとって不明瞭にしておきたい問題（待遇交渉、経費がかかる業務改善等）を、従業員が勝手に諦めてくれるからだ。
本当に「仕方がない」状況なのかをよく考えよう。
会社の為に頑張る
仕事量が多く、人手不足。
このような職場は、日本に多々ある。
こんな時、「ここは私が頑張らねば！」と思う人は結構居る。
それなりの地位と好待遇であるなら、責任感が強かったり、頑張るのは良い事だと思う。
しかし、時給に換算するとアルバイト並の月給の人が、「会社の為に」頑張る必要があるのだろうか。
待遇の良い人達は、仕事量や責任に見合う給料をもらっている。 場合によっては、会社に歯向かったり、交渉したりもする。
会社の為に頑張るのではなく、自分の為に頑張ろう。 会社を利用してやろう、と思うくらいがちょうど良い。
労働基準法を知らない
労働基準法は労働者の労働条件について、最低限の基準を定めた法律だ。
その労働基準法をほとんどの人は知らない。
知っていたとしても、労働基準法が守られないのは「仕方がない」事だと思っている。
当然だが、法治国家で法律が守られないのは、仕方がないでは済まされない。
法律に違反しているのだから、適切な行動を取るべきだ。
労働基準監督署や労働関連に詳しい弁護士に相談しよう。
（そもそも労働はほとんどの人が関わる事だから、労働基準法は国が義務教育中に教えるべきだと僕は思う。
なぜ国が教えないかを考えると、労働基準法を国民に知られては、日本の偉い人にとって都合が悪くなるからではないか？、と疑わざるを得ない。）
文句を言えない
会社や上司に文句を言えない人は、どんどん仕事を増やされる。
自分の仕事に関連するならまだマシな方だが、どう考えても関係ない仕事などを任せられたりもする。
何もせずに従っていると経営者が調子に乗る。
上から言われたから、とそのまま従っていると恐ろしいほどの業務量になる。
時には反抗するべきだ。
自分にとって為になる行為を取ろう
他にも社畜の特徴として、
・会社を絶対的な存在としている
・深く考えない
・会社に勤める以外に稼ぐ手段がない
・会社の言う事を鵜呑みにする
・「日本の常識」にとらわれすぎる
などが挙げられる。
社畜の特徴を何点か挙げてみて思うのは、まったく自分の身になっていない事だ。
自分の首を絞めているように思える。
さらには、周りの首さえ絞めているようにすら僕には感じてしまう。
・会社の為に（無駄に）頑張る。
・サービス残業をする。
・有給休暇を消化しない。
こういった事を積み重ねる行為は、労働対価にも影響が出る。
「多くの人が上記の事を長年積み重ねた結果として、今の辛い労働環境があるのではないだろうか」というのが僕の考えだ。
もしこの考えが正しいのなら、社畜は迷惑な存在という事になる（もちろん、原因は企業側にある）。
会社の為に仕事をしていても、まったく自分の身にならないどころか、周りの労働対価まで下げる事になる。
そして、会社に使い潰されるだけだ。
自分の得にならない行為はやめよう。