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国や企業が衰退するのはなぜか?

2015年6月22日

日本の栄枯盛衰

どれだけ栄えた国でも、いつかは衰退する。
「栄枯盛衰」という言葉があるとおり、国の衰退は逃れられない運命に思える。

日本の全盛期は、1980年から1990年代半ばで、バブル期前後だ。
当時は、日本企業だけで世界の時価総額ランキング上位を独占していた。 「東京23区の土地だけでアメリカ全土を買える」と言われるほどに地価が高騰した。
だが、バブル崩壊後、どんどん落ちぶれていった。
現在、財政の悪化、ブラック企業が野放しの労働環境の劣悪さ、貧富の格差等、様々な問題が表面化している。

栄えた国はいずれ衰退する

世界史を調べると、日本以外の国でも、世界を制覇するほどの力を持ちながら、次第に衰退していった国は多数存在する。

例えば、エジプトの全盛期は紀元前3000年前後だ(学校で習ったエジプト文明の頃)。
長い間栄華を極めていたが、紀元前332年にアレクサンドロス大王によって滅ぼされている。
そして、現在に至るまで、2000年以上停滞し続けている事になる。

大航海時代(15世紀半ば~17世紀半ば)においては、スペインとポルトガルが世界を2分した。
しかし、勢力は永続せず、のちにイギリスやオランダに取って代わられた。

産業革命(18世紀半ば~19世紀)を実現し、覇権国となったイギリスも、その後ドイツやアメリカに抜かれた。

国の盛衰が最も激しいのが中国だと思う。
中国は、15世紀頃までは、あらゆる面で世界最先端の国だった。
しかし、ヨーロッパに抜かれてからは没落していた。
最近では、工業化に成功し、大国として復活しつつある。

国や企業が衰退するのは何故か?

同様に、国だけではなく、企業も衰退する。
国や企業が衰退するのは何が原因なのだろう?
僕は「国や企業が衰退する理由は変化する環境に適応できない」からだと考えている。

世界の環境は時代とともに変わっていき、国や企業の有利不利も変わっていく。
ある製品で世界シェアトップの企業も、新技術により製品自体が不要になれば、その企業も不要になってしまう。

衰退を防ぐにはどうすれば良いのか?

では、衰退を防ぐ方法はあるだろうか?
衰退する原因が、環境変化への適応が困難な事であるのだとすれば、「衰退を防ぐ為には多様性を持つ事が重要」だと思う。

多様性があれば、環境が変わっても、それに適応できる企業や個人が新たに社会を引っ張って行く事が出来る。
企業の中に、他の人とは違う能力や考えを持っている人を雇用する。
国で言えば、外国人を受け入れる、古い制度や企業の維持をしようとしない等。

衰退する日本が復活する為には、あらゆる面で「多様性」が求められている。

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