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人に業務を教えるのは難しい

2014年3月10日

人に業務を教えるのは難しい

あなたが先輩として、後輩を指導する立場であるとする。 研修期間中に業務はもちろん、会社の事、対人関係など様々な事を教える。 後輩が業務を順調に覚え、あなたの仕事を楽にしていく。 コミュニケーションも円滑、まさにwin-winの関係である。

と、上記のように上手くいく確率はどのくらいだろう。
社畜の種類のページで、僕が最後に勤めていた職場の話をした。 僕は、この職場で3年以上働いていた。 ある程度長く勤めていた分、多くの人に業務を教えた。
その経験から言わせてもらうと、後輩が順調に業務を覚えてくれる確率は50%を下回る。

なぜ上手くいかないのかを考えてみた。
上手くいかない理由は主に3点である。
・環境の問題
・教える側の問題
・教えられる側の問題

環境の問題

一番大きい要因だ。 十分な教育期間など基本的に与えられない。 それから、教える側が多忙で、とても業務を教えられるような状況ではなかったりする。
人手不足で後輩が戦力の数に入っている、という時期もあった。

そんな状況では、教育用のマニュアルなんて作成する暇も気力もない。
そのような環境で育つ後輩なんて極一部だ。

教える側の問題

教える側に資質がなくても、長年業務に携わったというだけで教える立場になったりする。 教える側の知識が不十分な場合、曖昧な知識で教えなくてはならなかったりする為、教える内容に不備や抜けがあるだろう。
教える側、教えられる側、共に不幸である。

僕は、「1ヶ月だけ先に業務に入っていただけで教える立場」になっていた事もある。 正直、困惑した。
一緒に覚えていこう、という形を取るしかなかった。

結局の所、教える資質がない人物を教える側にまわすのは、環境の問題である場合がほとんどである。

教えられる側の問題

教えられる側に問題がある場合は、「業務適正がない」か「やる気がない」かのどちらかだと思う。

業務適正がない場合は、教える側の労力と気力の負担が大きい為、すぐ人を入れ替えるべきだと僕は思っている。 だが、会社の関係上(主に予算や雇用契約の問題)なかなか難しい。

やる気がない場合は正直どうしようもない。 「給料が安い」、「望んだ仕事じゃない」、など解決できない事が大半だ。

大部分は企業の問題

3点挙げてみたが、大部分は環境の問題だ。 つまり、企業側に問題がある事が多い。

優良企業なら、良い環境が環境が揃っていて、新人も優秀という事もあるだろう。
他方で、ブラック企業でそんな環境を望むのは絶望的である。

人に業務を教えるのは、結構疲れる。
あなたがただの従業員に過ぎないなら、必要以上に頑張る事もない。
残念ながら、個人で解決できる事なんてほとんどない。
それなりに手を抜いてやっていく事も覚えよう。

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